欧米とアジアの教育方針の違いにおける長所と短所

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今回は、少し教育に関して世界を俯瞰してみましょう。私も、すべての国々の教育を実体験してはいないのですが、米国において、いろいろな外国人とお話する機会があったり、日本の現状や、アジア全体の教育の傾向が似ている点から、大きく分けて、欧米型とアジア型の教育方針を論じてみたいと思います。

欧米型の特徴は、自由な学習と発見法的なやり方で、生徒を学ばせる傾向が強い感じです。これは、欧米では、科学が発展してきた歴史があるので、科学者が学ぶ過程をお手本にしているようです。

その派生の手法として、才能のある生徒を集めて教育する、Gifted Education というものもあります。とにかく、できる子や、やる気のある子たちを集めて、目いっぱい教えるという形です。

フィンランドなどもそうですが、基本的に自由で、生徒の自発性を重視しますので、留年するのも良いですし、進学する前に、他の体験をしてみるのも社会的に受容している感じです。

一方で、日本を始め、アジア的な教育は、修身的な、体育会系的な形で、競争を主体に教育する形でしょうか。もちろん、バリエーションはあるのですが、基本は、教え込んで、実践させ、それが教師の満足に至れば(もしくはテストで点数が上がれば)「受け入れられる」とするような教育法です。

(全てのアジア諸国が同じではないと思いますが、韓国、中国、インド、ネパールや中東諸国の人たちの話から、結構、似たようなカリキュラムらしいです)

みんなで一斉にという傾向もあり、追いかける目標の価値も一つにして、何をするのかはっきりさせます。また、社会も、その価値観に沿うことが、子供の幸せにつながる、という考えを共有しています。

ここで、両者の利点と欠点を議論してみましょう。欧米型の利点は、自分で選べる満足感と、幸福の価値観も自分と他人で尊重し合うことができることが一つです。また、発明や発見など、長い期間をかけて従事することや、創造的で面白いことを積極的にやっていける環境を促進しています。

一方で、欧米型の欠点は、競争心を養わないので、落ちこぼれていく子も多く、彼らを救済する方法論が確立できていないか、自主性を重んじるために、放置する傾向もあります。また、教師の質もばらばらで、良い先生に当たれば、能力は上がるのですが、そうでなければ、全く学べない状況に陥ります。

アジアの教育はどうでしょうか。まず利点ですが、短期間で能力を上げられるノウハウは、天下一品でしょう。また、みんなで一斉にそのような教育を受けるため、能力差もそれほどなく、良い人材を多く輩出でき、国力を上げることも容易に行えます。

しかしながら、欠点は、ご存じのように、行き過ぎれば、点数を上げるだけの競争に陥ってしまい、何のための学習なのかの意義を社会全体で見失う傾向にあります。(それによる、不登校や自殺などの社会問題は、アジア的な問題です)

また、目標があれば、それに向かうことができるのですが、目標を見誤ったり、そもそも、多様化が進んで、目標も自分で試行錯誤しなければいけなくなると、アジア的な教育では、全くと言って歯が立たなくなります。というのも、学校では、教師から与えられる問題を速く正確に解くことを中心に訓練されてきただけなので、それ以外のことがなかなかできなくなってしまうのです。

恐らく、これから未来の教育を語るにあたって、欧米型とアジア型の融合になっていくと思います。これは、いわゆる緩急をつけた教育方法になりますが、単なるマニュアルを超えた形での教育で、本当に分かっている教師が、リーダーシップをとって行う教育になっていくでしょう。

大人のための家庭教師

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