日本の教育の難点、ここまで堕ちた理由

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日本の教育に関して、皆さん、いろいろと努力されてきています。もちろん、尊重したいのですが、現在の日本人全体からにじみ出る、もののミカタといいますか、結論の方向、行動のパターンからすると、現在の教育における難点が見えてきました。

基本的に、現在の教育現場では、人類が学問に、また、学問が人類に貢献してきたことに対して関心がない、という基盤で教育が行われているということでしょう。

何のために、国語、数学、科学、社会学、外国語などを学ばないといけないのか、教える側も、教わる側も、わかっていないのです。

まず、最初の難点が、受験に必要かどうか、必要でなければ、受ける必要がない、など、内容よりも、手段としてどれだけ有用か、として教科が扱われている点です。

言い換えると、人類にとって、また、人類の歴史ににおいて、生み出されてきた知識や経験を教えよう、または、学ぼうとする、謙虚な姿勢がそもそもないのです。

ただ、受験に合格するための手段としてしか見ておらず、下手をすると、受験が終わればすべて忘れてしまうようなことしかしていないのです。

次のポイントは、教科間の分断、知識の切り取り、学問に対する浅薄なレッテルはり、によって、単なる暗記か、対症療法的な形でしか勉強していない、または、させていない、という点です。

国語の正しい習得は、科学における問題の理解や、効果的な発表に役立ちますし、数学の理解は、自然科学のみならず、昨今の経済学、社会学を理解するのにも重要です。

また、自然科学である生物学、化学、地学などの基礎にあるのが、物理学であって、医学、薬学など医療に関する分野の理解にも役に立ちます。

しかしながら、学校では、文系・理系などと区別し、それぞれの教科を分断して、テストでより多くの点数をとるためだけの、その場しのぎの方法しか教えないのです。

明らかに、学問に対しての冒涜であり、時間の無駄でしかないようなことを堂々とやっているのには閉口せざるを得ません。

もちろん、「そうするしか仕方がないんだ」という人も多いでしょう。しかし、多くの人は、大人になって、社会人になって、本当に学んでみたいという人たちも少なからずいるのも確かなんですよね。

いずれ、具体的な方法や私が経験したことをお話しできると思いますが、とりあえずは、現在の教育に、このような問題点があるということを把握することも大事ではないでしょうか。

大人のための家庭教師

 

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